
フリーランスや個人事業者向けに「自分の売りたい価格で売るための方法」というテーマでお話します。
下請けや安売りしていると、収入に上限が出てしまったり、もっと高単価で仕事ができないか模索したりします。
自分の売りたい価格で販売することができたなら、
生活も仕事も活き活きするかも?でもどうしたらいいのか?
そんなあなたの為の内容です。
<筆者の実績>
過去:個人事業者として独立し、年間売上500万〜600万
現在:ウェブ集客やマーケティングを学び、1年で年商が3倍になる。本業は結婚式の写真と映像のカメラマン。国内撮影やハワイウェディングはweb問合せだけで年間250件以上。他にもウェブ制作やSEOの知識を活かしたコンテンツ制作・企業映像制作を行なってます。
売りたい価格で売る
いきなりですが、
自分の売りたい価格で提供できてますか?
競合先と一緒になって安売りして消耗してませんか?
売りたい価格で売るという考え方ですが、
「誰に」「何を」「どのように」「売る」
というビジネスモデルを考える・見つめ直すことも大事です。
同じジャンルのサービスでも色んな価格帯があることはご存知ですよね。
付加価値をつけて差別化する
僕のジャンル(結婚式の映像制作)でいうと、
例)結婚式の撮って出しエンドロール
※結婚式当日に撮影・編集⇨上映する映像演出
孫請単価:20,000円(下代)
安い業者:50,000円(フリー)
高い業者:150,000(九州)〜250,000円(関東)
結婚式場:150,000円〜180,000円(九州)〜250,000円(関東)
名称は同じ「撮って出しエンドロール」という映像商品なのですが、金額が全く違います。
この金額差って、結構エグくないですか?w
この場合の購入者は「誰に=新郎新婦」になります。
「何を=エンドロール」は明白ですね。
で、この先の「どうやって」「売る」の部分に購入者にとっての価値に違いがあるわけです。
上記のエンドロールという商品例だと
・映像クオリティ
・高画質
・撮影するカメラマンの技術
・編集するセンス
という映像商品を見た時に感じる「他との違い」に加えて、顧客の好み・期待値が選択要素としてあります。
もちろん、安く抑えたい人もいれば、自分をよりキレイに撮影してくれるカメラマンを選ぶ方もいます。
ユーザーが欲しいと思う価値を提供しているから相場より高額でも売れる。
ということなんですね。
需要があるか調べる
簡単にいうと、同じジャンルの商品で、自分が販売している価格より高額な会社があるか見ればいいと思います。
一般的な相場よりも高額で提供している会社がある=ニーズがある
ニーズがあるということは、求めている人がいるということですね。
つまり、その会社は高単価にするための価値提供を行なっているので「売れる仕組み」を作っていることになります。
ニーズがあればリソースを注ぎ込んで、自分だったらどんな価値を提供できるかを考えて高単価でも選ばれる内容を作ること。
欲しい人に価値を届ける
顧客となるユーザーに価値のある商品・サービスを作ったら、
ニーズがある顧客層に情報を届けることが重要です。
せっかくいいものを作っても、顧客へ情報が届かなければ意味がありません。
見込み客となる人によって情報の届け方は異なります。
そこで、「どのように」という認知させる部分に戦略を考えていくわけです。
<認知させる手段を考える>
・SNSで情報発信
・ウェブサイトで集客
・PPC広告(検索型広告)
・リスティング広告
・メディア掲載
どのように見込み客へ認知してもらうのか?
その人がどのような行動をとって欲しいのか?
興味関心⇨比較検討にステップアップしてもらうための差別化ポイントなど、
あなたの商品サービスを選ぶと、顧客にとってどんなメリットがあるのか。
これを明確に提示してあげることです。
そうすると、直接会って話さずとも勝手に比較検討してくれるようになります。
10組中10組が選んでくれなくていいんです。
1組でも選んでくれるのであれば、価値提供はできているはずです。
その選んでくれた顧客をペルソナに設定する。
より多くのペルソナに近い人に認知(アクセス)してもらうことで、自然と成約件数も増えていきます。
ということは、
・市場調査でどのくらいニーズがあるか
・競合先はどんな価値提供を行なっているか
・ペルソナが求めているもの
これを考えると自分が提供できる価値は何だろう?と考えることができると思います。
まとめ
自分の売りたい価格で売るためには、
・ニーズがあるか市場を調べる
・競合先の価値提供を調べる
・自分の提供する商品価値を高める
・選ばれる理由を作って伝える
・認知させる戦略(手段)を考える
低単価の仕事で消耗しても、身が持ちませんし、精神的に疲労しやすくなります。
それよりも、あなたの価値を選んでくれる顧客に来てくれる方が、フリーランスとしてのやりがいも増すと思います。
さらに、高単価であれば収入が増えるだけでなく、今までよりビジネスに取り組む時間を作ることができます。
日当2万で20日働いても、20万の商品を月に2回売るだけでも、月売上は同じなんです。
独立した想いも人それぞれあるはずなので、自分のやりたいことを仕事にできるフリーランスのメリットを活かしていきましょう。